DARWIN ROOM の公式ホームページへようこそ! 現在一部工事中につきご迷惑をおかけしています。 2017-03-11    印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

好奇心の森「ダーウィンルーム DARWIN ROOM」は、教養の再生(LIBERAL ARTS LAB)を理念に、選りすぐりの古書と動物剥製などの標本や、研究生活に便利な道具の販売と、専門家を招いたリベラルアーツ・カフェを行うユニークなショップ&ラボです。

お知らせ|ダーウィンルーム・夏の特別企画「言葉と戦車 2 0 1 6」

じつは7/10の参議院選挙の前に行いたかったのですが、しかしまだまだ考えなくてはならない重大なテーマです。
ダーウィンルームの基本理念は「教養の再生」。この理念は加藤周一さんの思想に大いに刺激されています。「教養の再生」はなぜ必要なのか?それは、社会にとっても、個人にとっても、究極の目的は何か、が大事だからです。どういう価値を優先するか、その根拠はなぜかということを考えるために必要なのが教養です。それがないと、目的のない、能率だけの社会になってしまうでしょう」(「教養とは何か」加藤周一)ダーウィンルームは今回、満を持して加藤周一さんを取り上げます。


ダーウィンルーム・夏の特別企画

小 森 陽 一 講 演
言 葉 と 戦 車 2 0 1 6
戦車の上の兵士.jpg
小 森 陽 一
こもり よういち
東京大学大学院総合文化研究科教授
日時:2016年8月10日(水)

19:30〜21:30 / 開場19:00
会場:下北沢ダーウィンルーム2Fラボ
費用:¥2,000 税込  /高校生以下半額
     おいしいコーヒーか紅茶付き
定員:先着50名
主催:好奇心の森「ダーウィンルーム」
共催:近代文学を読む会

「1968年の夏、小雨に濡れたプラハの街頭に相対していたのは、圧倒的で無力な戦車と無力で圧倒的な言葉であった」(加藤 周一「言葉と戦車」)

ダーウィンルーム・夏の特別企画は、故 加藤周一さんが1968年に雑誌「世界」に発表した「言葉と戦車」を取り上げます。「言葉と戦車」は、プラハの春とその挫折を緻密に分析していますが、同時にそこには、希望に充ちた春のきらめきとそれを失った深い悲しみが滲んでいます。
お招きするのは、東京大学教授で国文学者の小森陽一さん。小森さんは夏目漱石等の研究者である一方で、加藤周一さんが呼びかけ人の一人である「九条の会」の事務局長をつとめていらっしゃいます。小森さんは幼少期をプラハでお過ごしになりました。
「学校の友人の大半はソ連人だった。家に帰ってから、あるいは休日に遊ぶ友人は家の近所のチェコ人であった」(小森 陽一「解説『言葉と戦車』から」)
そんな小森少年にとって、プラハの春を謳歌するチェコスロバキアへソ連を中心とするワルシャワ条約機構軍が侵攻したというニュースは、いかばかりのことだったでしょう。その時の彼の心に響いたのが、加藤周一さんの「言葉と戦車」でした。
「『言葉と戦車』は、十五歳だった私に、半ば身体的ですらあった精神の危機から、自力で立ち直って行く言葉の力を与えてくれた」
「『言葉が戦車を克服し終ったユートピア』を、自らの『究極の目標』とすることを、十五歳の私は選んだ」(小森 陽一「解説『言葉と戦車』から」)
2006年に東大駒場キャンパスで開かれた加藤周一さんの講演会「老人と学生の未来ー戦争か平和かー」はダーウィンルームのHPからご覧いただけますが、この講演会も小森さんと東大の学生たちの企画でした。
「今申し上げたように、日本のすべてが戦争に向かって進んでいる。国内では戦争に対応できるような法律が、段々に積み重ねられています。反対の方向に新しい法律が通った例はないです」(加藤周一「老人と学生の未来ー戦争か平和かー」)
あの講演会から十年、「言葉」についても「戦車」についても、日本ではさまざまなことがひとつの方向に向かって起こり続けています。今回の特別企画では、プラハの春に思いを馳せながら、2016年夏の日本について小森さんと考えたいと思います。

企画・文:横尾 嘉信
イラスト:しみず ひさこ

言葉と戦車2016F.ai

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終了しました。

03-6805-2638
darwinroom@me.com
担当:清水久子

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件名:8/10「言葉と戦車」参加申込み
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通りの戦車と群衆.jpg
イラスト:しみず ひさこ