DARWIN ROOM の公式ホームページへようこそ! 現在一部工事中につきご迷惑をおかけしています。 2018-07-14    印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

好奇心の森「ダーウィンルーム DARWIN ROOM」は、教養の再生(LIBERAL ARTS LAB)を理念に、選りすぐりの古書と動物剥製などの標本や、研究生活に便利な道具の販売と、専門家を招いたリベラルアーツ・カフェを行うユニークなショップ&ラボです。

お知らせ|清水博ゼミの開講!!

 ダーウィンルームは創業の動機に「考える人を応援する事業をしたい!」があります。事業を行うにあたって構想した基本理念が『教養の再生=The Renaissance of Liberal Arts』です。そういう意味でかねてから「考えること」についての勉強会をおこないたいと考えてきました。
Darwin Roomの基本理念

そこで清水博先生であればすばらしい場を創って頂けるとお願いしましたところ、快諾を得て定期『清水博ゼミ』を実現することができました。
 諸学の統合的視点から生命を解明するバイオホロニクス(生命関係学)の研究に取り組んでおられる清水博先生の直接指導を受けられる貴重な機会です。ただし、先生はご高齢なのでご体調によって予定がかわることもございますが、ほぼ2ヶ月おきの定期ゼミナールとして、ダーウィンルームが清水先生の「場の研究所」と提携して開催いたします。
場の研究所のホームページ
http://www.banokenkyujo.org

このチャンスにぜひご参加ください!

第1回 清水博ゼミ
ー 創 造 的 な 思 考 の 方 法 に つ い て ー
日 時|2017.5.27(土)
    18:00ー21:00/開場30分前
講 師|清水 博 さん/東大名誉教授・薬学博士
会 場|ダーウィンルーム2Fラボ
料 金|¥5,000税込/18以下半額/ドリンク付き
共 催|場の研究所

ー 創造的な思考の方法についてー
この度ダーウィンルームで、2ヶ月おきに定期開催する予定の清水博ゼミナールにおきましては、『創造的な思考の方法について』お話ししていこうと思います。具体的には生活体とその法則をどのように捉えていくかを説明していきながら、創造的な思考の仕方を説いていきます。
細胞、個体、家庭、企業、地域社会、国家、地球など、これらはすべて生活しているものですから、そこには共通の性資と法則性があります。それを理解することは、これからの世界を生きていく上で非常に大切です。 生活体の性質や法則について説明しながら、どのようにしてそれらを発見するときに、どのように創造的な思考をしたか、創造的な思考はどのようにするものかを説いていきます。生活体の理論としても内容があるので、何回かに分けて説明していく予定です。
 生物(役者)が進化しているだけでなく、その居場所 (舞台)も、そしてそのドラマ(共存在)も進化しています。こういう変化が地球という〈いのち〉のドラマの劇場に起きてきたのです。舞台や、ドラマのストーリーの進化(深化)については、まだあまり考えられていませんが、人間の社会の変化も、これとは無関係ではありません。しかしこのことは、人間の「存在の変化」として、私たちの意識にも反映しているはずです。  
生物の世界と人間の世界を、これまでのように分けて考えるのではなく、 生活体の問題として重層的に捉えていくことから、私たちの現在と未来にも、何か新しいことが見えてくる可能性があり、大切な創造の目標が発見されてくる可能性もあります。
2017年5月5日 清水 博

【清水博先生の随想】
 高いビルの屋上に上がれば、周囲を広く見渡すことができます。でも、その屋上を支えている多くの階を見ることはできません。私たちの意識もこれと同じで、本当は大変重要なことなのに、意識の陰となって分からないことがあります。有名な Gone with the Wind の世界のように、1960年から約18年間続いた日本経済の高度成長の風によって、私たちの視界から消えてしまった世界が日本にもあります。それが『忘れられた日本人』が生きていた日本の歴史の陰になっている「兎追いしかの山、小鮒釣りしかの川」の世界です。
 宮本常一は「いったい進歩というのは何であろうか。失われるものがすべて不要であり、時代おくれのものであったのだろうか。進歩に対する迷信が退歩しつつあるものをも進歩と誤解し、時にはそれが人間だけでなく生きとし生けるものを絶滅にさえ向かわしめつつあるのではないかと思うことがある」と言っています。私たちが「進歩という迷信」から自由になることが、本当に必要な時代が来ているのではないでしょうか。槍ヶ岳の頂上だけが槍ヶ岳でなく、その麓にある一つの小石も、一本の樹も槍ヶ岳なのです。

プロフィール
清 水 博 しみず ひろし( 薬学博士)
東京大学名誉教授。1932年愛知県瀬戸市生まれ。東京大学医学部薬学科卒業後、東京大学理学部助手、千葉大学文理学部助教授、ハーバード大学研究員、スタンフォード大学院研究員を経て、九州大学理学部教授。1977年から東京大学薬学部教授、ミュンヘン大学客員教授を歴任。1980年より諸学の統合的視点から生命を解明するバイオホロニクス(生命関係学)の研究を開始。1993年に東京大学を退官し、金沢工業大学情報工学科教授として「場の研究所」を設立。2004年よりNPO法人「場の研究所」所長。著書に『生命を捉えなおす(増補版)』『生命知としての場の理論』『新版 生命と場所』『場と共創』『場の思想』『コペルニクスの鏡』『〈いのち〉の普遍学』『〈いのち〉の自己組織』など多数。

【お申し込み】
電話:03-6805-2638
メール:darwinroom@me.com
WEB予約:http://www.kokuchpro.com/event/17b2e16ee39a084e509f3e7152d3438c/
FBイベントページはこちら:https://www.facebook.com/events/728755293976601/

好奇心の森「ダーウィンルーム」
世田谷区代沢5-31-8
www.darwinroom.com

第1回清水博ゼミ-チラシF.ai

▶参加お申込みは下記へ

【予約受付中】

好奇心の森 ダーウィンルーム
担当:清水久子
tel:03-6805-2638
mail:darwinroom@me.com

〒155-0032
東京都世田谷区代沢5-31-8
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メールの場合は必ず下記の項目をお書きください。
・件名:5/27カフェ 参加申込み
・お名前:
・参加人数:
・携帯電話番号:
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「生命を捉えなおす」(中央公論).jpg
「生命を捉えなおす」(中公新書)¥1,015

<清水博 先生からのメッセージ>
 この本『生命を捉えなおす』を書き始めたときに小学校の2年生であった娘が今では50歳の社会人です。日本の社会の皆さまから長い寿命をいただいて生きてきた本です。科学の本としては珍しいかも知れません。この本を書いた最も大きな動機は、大学紛争の時に学生たちに問われたことに対して、私なりの良心の答えを示すということにありました。その後も、社会から問われていることに対して、学者として良心の答えを示すという生き方を続けていきたいと願っておりますので、社会の皆さまのお力をいただければ幸いです。
 80歳になって〈いのち〉という形で生命を再び捉えなおしております。その〈いのち〉から出発して、「〈いのち〉の医療」というがんや認知症などにも有効に活くと思われる新しい医療のお話をするつもりです。しかし〈いのち〉の医療は、個人ばかりでなく、企業、社会、国家などの〈いのち〉にも当てはまるものです。これらも含めて、皆さまと一緒に考えてみたいと思います。

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イラスト:しみず ひさこ