DARWIN ROOM の公式ホームページへようこそ! 現在一部工事中につきご迷惑をおかけしています。 2018-07-14    印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

好奇心の森「ダーウィンルーム DARWIN ROOM」は、教養の再生(LIBERAL ARTS LAB)を理念に、選りすぐりの古書と動物剥製などの標本や、研究生活に便利な道具の販売と、専門家を招いたリベラルアーツ・カフェを行うユニークなショップ&ラボです。

お知らせ|『メアリー・アニングの冒険』の開催

 ロンドン自然史博物館の中でも人気を誇るジュラ紀の首長竜「プレシオサウルス」。この化石の脇に、岩場にたたずむ婦人の小さな肖像画が添えてある。その服装には似つかわしくない1本のハンマーが握られた絵のモデルは、2010年に王立学会が発表した「科学の歴史に最も影響を与えた英国人女性10人」の1人に選ばれたプロの化石ハンター、メアリー・アニング(Mary Anning 1799~1847)です。
 貧しい階層の出身ながらその時代の最先端をいく学者たちと渡り合い、不屈の精神で化石発掘に人生を捧げたひとりの女性の偉業をふり返ります。

矢島道子さん/小.psdメ ア リ ー ・ ア ニ ン グの 冒 険
~ 19世紀前半、知識階層社会に独力で挑んだ女化石屋 ~
2018年3月31日(土) 19:00~21:00/開場は30分前
講 師:矢島 道子さん(古生物学者・科学史家)
下北沢ダーウィンルーム〈2F〉ラボ
一般¥2,000 税込 大学生¥1,500 高校生以下¥1,000/ドリンク付き

 自然科学に女性がどのように入り込んでくるかを調べてみると、18世紀後半の、ラボアジェ夫人やシャトレ夫人のように学者の夫人という形が多い。化石を研究する古生物学でもバックランド教授夫人、イグアノドン研究のマンテル夫人などとして登場してくる。それに対して、メアリー・アニングは全く異なった形で登場する。貧しい大工の娘が、父死亡後、化石拾いで収入を得て家計を支え、自助努力で化石を勉強し、当時の古生物学界を凌駕する実力を示す。アニングは「有名人」と自負したが、その功績は20世紀後半まで正統に評価されなかった。

[矢島さんの自己紹介]
 私はミジンコの化石を研究していたので、恐竜について無知であることを自負していた。だから、メアリー・アニングのことは知らなかった。それなのに、日本でアニングを小説にしたいシナリオライターに会い、イギリスでアニング研究の第1人者に会ってしまったのだ。運命的である。それから、たくましいアニングを日本の人々に知らせ、また、多くの日本人をアニングの故郷に連れて行くことをしている。

矢島 道子|やじま みちこ
新潟県出身、古生物学者、科学史家、理学博士。日本科学史学会全体委員、日本地質学会125周年記念事業実行委員会委員長などを務める。1975年 東京大学理学部卒業1981年 東京大学大学院理学研究科地質学専門課程博士課程修了。東京成徳大学中・高等学校教諭などを経て、現在、千葉大学など非常勤講師。著作『地球からの手紙』国際書院 1992年。『メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋』朝日選書(吉川惣司との共著)2003年。『化石の記憶―古生物学の歴史をさかのぼる』東京大学出版会 2008年など。

メアリーアニング の冒険/チラシ改訂.ai

メアリー・アニングの冒険/告知ビジュアル.ai

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担当:清水久子

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『メアリー・アニングの冒険』は絶版
『化石の記憶』はお店でご購入頂けます。

 欧米とくに英国では、日本とひと味違う欧米科学界の傾向で、第一線の研究者たちが研究対象のみならず、自然科学を「営む」人間をおおいに愛する文化がある。31日はメアリー・アニングの偉業だけではなくて、彼女を世に引っ張り出した矢島道子さんという人間を観ていただきたいと思います。(DARWIN ROOM 代表 清水隆夫)