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好奇心の森「ダーウィンルーム DARWIN ROOM」は、教養の再生(LIBERAL ARTS LAB)を理念に、選りすぐりの古書と動物剥製などの標本や、研究生活に便利な道具の販売と、専門家を招いたリベラルアーツ・カフェを行うユニークなショップ&ラボです。

ミミズと土.jpgお知らせ|第3回 環世界研究室『ミミズと土』の開催
第3回 環 世 界 研 究 室
2018.2.21.wed 19:30〜21:30
〜ダーウィンのまなざし、ミミズの環世界〜

進化論で有名な博物学者・ダーウィンがビーグル号
航海の後、40年にも渡って行った研究のテーマです。
これまでの生命観を一変させ、今なお続く革命の書を世に問うたダーウィンの晩年の研究がミミズだった意味はなにか。最後の書『ミミズと土』からダーウィンのまなざしとミミズの環世界をひも解きます。

キュレーター:釜屋憲彦さん
一般¥2,000 大学生¥1,500 高校生以下¥1,000 税込/ドリンク付
下北沢・ダーウィンルーム2Fラボ

釜屋 憲彦(かまや のりひこ)
1988年島根県松江市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科認知科学分野修了。現在、森岡書店勤務。生物が体験している世界(環世界)をテーマに研究、展示を行っている。DARWIN ROOM 2015 環世界展キュレーター。

ミミズの環世界.jpg

環世界研究会 概要
第1回 環世界研究室 環世界ってなんだろう。
第2回 環世界研究室 離島で写真と生きる
第4回 環世界研究室 漁師という生き方
第5回 環世界研究室 かくれた次元

D I A R Y
 今年に入って、発光するミミズ、蛍ミミズが日本にいるという情報を動物行動の研究者・池田さんから教えていただき、暇さえあれば土の表面に蛍ミミズの糞塊があるかどうか確かめてしまいます。調べると謎ばかりです。冬場が活動期であること、繁殖のしかた、なぜ光る必要があるのか。ここ数年で採集法が確立ばかり。それらの謎に対しては仮説ばかり漂い、多くの問いがそのままにされていることも分かりました。

 どうもあの動きとか形が苦手で、敬遠してきたんですが、蛍ミミズだけでなく、そもそもミミズという生き物は土という舞台に賢く適応してきたのだと驚かせられています。祖先は釣り餌で定番のゴカイ。進化としては土に適応する形でシンプルな形態に流れたといえそうです。

 ところで、一夜にして当時の自然観に革命を起こしたダーウィンが、ビーグル号の航海の後すぐにとりかかった研究がミミズなんです。庭で家族の協力のもと、飼育・観察し、それは亡くなる前年まで、40年間も続けられました。その記録が「ミミズと土」(平凡社)という著書に残っています。前半では「巣穴への葉のひき込み」からミミズの知能を検証し、後半は糞がいかに広大な地層をつくり上げるかを考察していきます。詳しくは研究室で紹介したいのですが、「ミミズと土」からダーウィンがいかにミミズに惹かれていたか、どこにでもいる、しかも下等に見えるミミズの柔軟さ、聡明さを証明することが、どれだけ科学者・一般の自然の見方、研究の仕方に訴えかけることができるか。読後、知らなかった彼の人柄や信念を感じました。

 環世界研究室で観察したいと思い、近くで探したのですが安易でした。普通のミミズさえなかなか見つからず。悲壮顔を見かねられたのだと思います、絵本作家の舘野鴻さんのご厚意で秦野にて一緒にミミズを採っていただけることになりました。舘野さん、本当にありがとうございます。研究会当日、未だ見ぬ蛍ミミズを皆さんと観賞できますように。

ー 2018.2.18 釜屋 憲彦

〜小さな動物に託された大きなテーマ〜

『ミミズと土』
この本について、老チャールズ・ダーウィンは、最後の著書となった本書のまえがきでこう書いている。「この主題は取るに足らないものに思えるかもしれないが、やがてわかるように、かなり興味深い問題を含んでいる。」

じつはこの本は、ダーウィンの推論の原理の要約なのである。
彼は生涯をかけてこの原理を見つけだし、それを用いて一人の人間としては誰もなしえなかったような最大級の自然観の変革をなしとげたのである。ダーウィンのミミズへの関心を分析することによって、彼がおさめた全般的な成功の根源を理解することができるかもしれない。

『ミミズと土』のあとがきより/スティーブン・J・グールド

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好奇心の森「ダーウィンルーム」
155-0032
世田谷区代沢5-31-8-101
担当:清水久子

定例イベント『環世界研究室』
【 概 要 】
動物や昆虫、植物といった生物はどのような世界を見ているのでしょうか?彼らが機械ではなく、生き物である以上、何とか生き抜こうとする主体がそれぞれの個体に潜み、何かを体験しているはずです。きっとその世界は我々人間が知っているものとは違う、想像をはるかに超えた世界でしょう。本研究室では、研究者から独自の感覚・思考で表現活動をされている作家まで、多様なゲストを招き、生物から見た世界(環世界:かんせかい)を探求していきます。